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トップページ » 眼の健康情報 » プール熱(咽頭結膜熱)

プール熱(咽頭結膜熱)-鹿児島大学 眼科 園田祥三-

プール熱(咽頭結膜熱)とは

この病気はアデノウイルスというウイルスによって引き起こされ、プールでうつることがあるので「プール熱」とも呼ばれます。 小学生以下のこどもに多く発症します。 全身的には発熱、咽頭炎といった風邪のような症状を、目には結膜炎を起こします。 現在(平成18 年)全国的に流行していて、鹿児島県でも多数の患者さんが感染しています。

感染経路

ウイルスによる結膜炎は、他の人にとてもうつりやすいという特徴があります。 プールでうつる場合はプールの水やタオルを介した感染で、それ以外では咳やくしゃみによる飛沫感染、あるいは手指を介した接触感染によってうつります。

症状

ウイルスに感染してから約4~7 日後に38~40℃の発熱で発症し、頭痛や全身倦怠感、のどの痛みなどの風邪のような全身症状があらわれるとともに、充血、めやに、涙、痛み、まぶしさといった目の症状が出現します。 目の症状は、まず片目に起こり、少し遅れてもう片方の目にも起こることが多いようです。

治療

今のところ特効薬はなく、発熱や咽頭炎に対する対症療法が中心となります。 眼科的には、炎症を抑える点眼薬や、細菌による二次感染を予防する点眼薬を使うことがあります。

伝染予防

咽頭結膜熱はとてもうつりやすいので、伝染を予防することが大切です。 次のような点に注意する必要があります。

  1. 子供の場合、感染の危険がないと判断されるまで登校を停止する(学校保健法では、主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とされています。 ただし、病状により伝染の恐れがないと認められたときはこの限りではありません)。
  2. 目をさわらない。もし目に触れてしまったときはすぐに流水でよく手を洗う
  3. めやにや涙はティッシュペーパーなどでふき取り、すぐ捨てる
  4. タオルは家族と共有せず、個人専用とする
  5. 患者だけでなく、家族にも予防法をよく伝えておく
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〒890-0053 鹿児島市中央町8-1 鹿児島県医師会内
TEL.099-254-8124 / FAX.099-254-8163
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